入玉指向の将棋プログラムの作成
去年のGPWの論文ですが、まだ読んでなかったので早速覗いてみました。
「入玉ステップ数」という、「入玉するまで最低後何手必要か」を表す評価項目を実装して、入玉勝ちの割合を増やす事に成功したみたいですね。
素のBonanza相手に勝率を落とす事無く入玉率が上がっているので、このアルゴリズムを真似てみるのもアリでしょうか。
後は、上に書いた点数・敵陣の駒の数の評価と組み合わせれば、入玉率10%に手が届くかも。
この条件があてはまる入玉模様の局面は限られるため、これまで世界コンピュータ将棋選手権で入玉宣言が行われたことはありません(宣言が可能な局面が出現したことはあります)。
http://www.computer-shogi.org/blog/impasse_is_headache_for_computer/
2007年の記事ですが、この後選手権で入玉宣言して勝ったケースってあったのかな? ちょっと記憶に無いですが、ひょっとしたら「選手権初の入玉宣言して勝ったソフト」って勲章が手に入る、かも。
まぁ、どうせやるなら「勝った将棋は全部入玉だった」とかって方が面白そうではありますが。