GA将?開発日記~王理のその先へ~

ネタ勢最強を目指して絶賛開発中。

2020-01-01から1年間の記事一覧

う~ん…

UEC杯の負けた棋譜の解析が終了して結果を眺めてみましたが、微妙な結果に。 まず、解析方法。 棋譜の全局面に対して、詰将棋ルーチン1分+通常探索ルーチン5分で探索。 本譜の手と探索した結果が食い違っていれば、悪手と判定。 んで、負けた棋譜はどれも明…

GA将!?開発開始…か?

Fairy-Stockfishの最新版をダウンロードしてきて、これにGA将?の評価関数を組み合わせるのを着手。名称は「GA将!?」としました。Ver.11です。 上手く行けば、そのまま学習ルーチンも移植して、本格的に開発再開します。 んで、現状。データ構造からして異…

第12回UEC杯 in GAT 5五将棋大会終了

第12回UEC杯 in GAT5五将棋大会 - 5五将棋 portal 結果はShioRamenさんが全勝優勝、二位がFairy-Stockfishさんで、GA将?は三位でした。 棋譜をざっと眺めてみましたが、ShioRamenさんは序盤から他のソフトとは違う感じの棋風ですね。いや~、Fairy-Stockfi…

結局、一番優勝の目のあるので行く事にした

https://gasyou.hatenablog.jp/entry/2020/03/12/140538 迷った挙げ句、Fairy-Stockfishに勝てない事には優勝無理なんで、1.のパラメータに決めました。 同一条件で対局して勝率2割なんで、2戦して1勝する確率は36%。後は他のソフトが白星あげてくれるのに期…

えっ!?

NyanpassさんがUEC杯の参加キャンセル!? Fairy-Stockfishと相性良さげだったから、優勝の可能性あるのに勿体ない!

困った…

現在手持ちのパラメータファイルは3つあって、UEC杯にどのパラメータを使うか悩む… トータルでの*1勝率はそこそこで、Fairy-Stockfish相手は手持ちの中で一番勝率高い。 トータルでの勝率は一番高いが、Fairy-Stockfish相手は1.より低い。 現在絶賛学習中の…

最後のお願い、通じたかも

PGLeaf Vierをチョット改良して、一昨日夜から学習中。 んで、Fairy-Stockfish/Shokidoki/Lima相手のトータルの勝率が55.8%から60.2%に微増。 現在も学習継続中ですが、まだレーティングが伸びている感じなので、もうちょっと強くなるかもしれません。 …

UEC杯5五将棋大会にエントリー完了

先程プログラムを送付して、これで準備は完了です。 今年は天敵のShokidokiさんが不参加っぽいので、誰かがFairy-Stockfishに勝ってくれて、GA将?がFairy-Stockfishにマグレ勝ち1回すれば優勝の目もありますね。(他力本願すぎるw) まぁ、今更何が出来る…

ちょっとだけ進展有った

学習方策と挙動方策を分けて学習するのは失敗しましたが、REINFORCEベースのPGLeafにエントロピー正則化をかけると割と良い感じでした。 んで、単一エージェントだと一旦大きなマイナスが付いちゃったパラメータは、その後挽回する機会がなかなか無く、ズル…

う~ん、困った

基本に戻って三目並べモードで色々実験中。 んで、分かった事。 PGQとNoisyNet*1風のノイズ加算は何か不安定になる。むしろ、ベースはREINFORCEのままで、これにNoisyNet風の処理を付け加えた方が良いらしい。 後、エントロピー正則化は結構効果があるけど、…

今年の世界コンピュータ将棋選手権は参加見送ります

当面は5五将棋の方に注力したいので、選手権は参加見送り。秋のGPW杯コンピュータ5五将棋大会に向けて頑張ります! それから、学習ルーチンの分散コンピューティング化ですが、完全に暗礁に乗り上げちゃいました。困りました…

障壁が固い…(分散コンピューティング化、続報)

クライアント側は大体実装完了して、さ~サーバとの通信・データ転送周りを作るぞーーー!! と思ってたんですが、技術的・セキュリティ的な大問題が発生・・・ まず検討したのが自宅サーバを公開して、クライアント側と直にやり取りする方法。ただ、公開す…

スターライトブレイカー カウントダウン中

まず、クライアントGUI(Javaで作成)から学習エンジン(C++)を起動して、基本的な情報のやり取り(Exeのバージョン情報をJava側に通知して、Javaからプロセス終了指示を出す)所までは出来ました。 …エンジン側のstderrを読み飛ばす処理忘れてて、「何故か…

まだちゃんと書いてなかったので、今年の大会参加予定

3月のUEC杯と5月のWCSC30は参加見送って、秋にあるはずのGPW杯コンピュータ5五将棋大会を目標に開発中です。 昨年のUEC杯後にも書きましたが、棋力向上は評価関数の精度向上と探索ルーチンの改良の二本柱で行く予定。 評価関数の方は、現在進行中の分散コン…

学習ルーチンの分散コンピューティング化に必要な事

サーバ・クライアントのプログラムの修正・実装 サーバ(Java:通信周りを実装) サーバ(C++:パラメータ更新周りを修正) クライアント(Java:GUIと通信周りを実装) クライアント(C++:自己対局&勾配計算周りを修正) ランキングのデータ集計&HTML化…

「強くてニューゲーム」の可能性を検証してみた@コンピュータ将棋界

現在のコンピュータ将棋開発の知識を持って20年前(2000年)または30年前(1990年)の世界に降り立ったとすると、どのくらいの強さのプログラムが作れるのでしょうか。当時最強だったものと比べての差はどうでしょうか>専門家の皆様(リプでなくても、どこ…

学習ルーチンの分散コンピューティング化を検討中

GA将?の学習ルーチンは、ミニバッチサイズ(1回のパラメータ更新に使用する、自己対局の棋譜の数)を大きくすると、学習が安定する傾向があります。 ただ、私のPC(Core i7 5960X)では、マシンパワーの関係上ミニバッチサイズは500~1000程度が限界です。 …

ログの可視化ツールを大幅アップデート

qiita.com 上記サイトを参考に、ログファイルの更新を監視してグラフ作成&Webサイトにアップロードする様にしてみました。(更新ごとだと10秒に1回とかになっちゃうんで、前回処理から一定時間以上は待つ作りになっています。) qiita.com それから、ログフ…

方策πのエントロピーにもとづく内発的報酬

が、もうちょっとで定式化出来そうな気がする。 動機 自己対局を通じた、コンピュータ将棋/コンピュータ5五将棋の評価関数の強化学習において、より良い報酬を設計したい。 大雑把な考え方 方策πのエントロピーが、行動選択の前後でどう変化したかをベース…

あけましておめでとうございます。

新年ももう2日になってしまいましたが、今年もよろしくおねがいします。 昨年を振り返ると、3月のUEC杯5五将棋大会で準優勝したのがピークで、以降はGA将の開発はほぼ進展無しでした。 昨年末に一つちょっとしたアイデアを思い付いて、現在は三目並べモード…