う~ん…
UEC杯の負けた棋譜の解析が終了して結果を眺めてみましたが、微妙な結果に。
まず、解析方法。
んで、負けた棋譜はどれも明確な悪手は無くて*1、途中から相手にリードされ、そのままズルズルと負けたパターンが多そうです。
という訳で、ちょっと位探索が速くなっても棋力には影響が無さそう、という結論に至りました。
Fairy-Stockfish並にGA将?の1.5倍深く読めればまた違ってくるかもしれませんが、それよりも評価関数の精度向上の方が優先度高そうです。
なんで、GA将!?の開発は一旦中止して、GA将?の方で何とかしてみる方向性で行きます。
当面の方針はどうしますかねぇ。PGQベースのPGLeafに探査ボーナスを加えて学習させるって線が一番有望そうですから、それから着手しますか。
*1:せいぜいCenti Pawnで50点とか違う程度
第12回UEC杯 in GAT 5五将棋大会終了
第12回UEC杯 in GAT5五将棋大会 - 5五将棋 portal
結果はShioRamenさんが全勝優勝、二位がFairy-Stockfishさんで、GA将?は三位でした。
棋譜をざっと眺めてみましたが、ShioRamenさんは序盤から他のソフトとは違う感じの棋風ですね。いや~、Fairy-Stockfishに負けずに優勝するソフトが出てくるとは、去年の時点では思ってもいませんでした。
んで、とりあえずは負けた棋譜の解析をして、どこが悪かったのかを検証する所から始めます。
それから今後の開発の方針ですが、どうしますかねぇ。
現状のコードをベースにするか、Fairy-Stockfishを改良してGA将?の評価関数&学習ルーチンを組み込むか。
後者ならハードルは高いですが、探索面ではFairy-Stockfishと同等になるのが保証されていますので、魅力的な選択肢ではあります。
…とりあえず、現状のGA将?の評価関数をFairy-Stockfishに組み込んで、どれだけ強くなるか見てみるって手もアリですかね。
結局、一番優勝の目のあるので行く事にした
https://gasyou.hatenablog.jp/entry/2020/03/12/140538
迷った挙げ句、Fairy-Stockfishに勝てない事には優勝無理なんで、1.のパラメータに決めました。
同一条件で対局して勝率2割なんで、2戦して1勝する確率は36%。後は他のソフトが白星あげてくれるのに期待。
最後のお願い、通じたかも
PGLeaf Vierをチョット改良して、一昨日夜から学習中。
んで、Fairy-Stockfish/Shokidoki/Lima相手のトータルの勝率が55.8%から60.2%に微増。
現在も学習継続中ですが、まだレーティングが伸びている感じなので、もうちょっと強くなるかもしれません。
プログラムの送付期限は明日いっぱいなので、ギリギリまで学習させて、それを差し替えで送付する可能性も出てきました。
改良点の詳細は、明日にでも書きます。