ここらでちょっと夢でも語っておこうかと思います
一言で言うと「T2Kオープンスパコンを乗っ取る」。これだけです。
乗っ取ると言ってもクラッキングとかそういう話ではなくて、プロ棋士対コンピュータ将棋の対局の話。
前提条件として、FAQから一部引用します。
Q: 対戦ソフトウェアは既に決まっているか
http://www.ipsj.or.jp/03somu/shogi/FAQ.html
A: 合議アルゴリズムを用いる方針になっています。複数のソフトウェアを疎結合で並列計算させて、それらの意見を集約して、次の一手を決定する手法です。現在のところ、限られた実験では効果が認められており、これを実際の対局に用いる方向で検討しています。個々の参加ソフトウェアの候補は、プロジェクトに現時点で参加しているGPS将棋、Bonanza、激指、YSS、TACOS、柿木将棋などです。これを実用的にどのように組みあわせるのかは、実験を元に決めていきます。合議より単独が強ければ単独の可能性もあります。決定は本番一か月前までを予定しています。
Q: 5月4日の世界コンピュータ将棋選手権の優勝プログラムが対戦するのか
A: 既に準備に入っているので、今年の選手権の結果を元に参加プログラムを変更することはありません。今後の挑戦にあたっては関係する可能性はあります。
これを読む限り、GA将!!!!!単体でトッププロとの対局が行われる可能性も、まだゼロではありません*1。
その為のハードルは
- 来年の選手権で優秀な成績を収め、まずは合議の一角に入り込む。
- GA将!!!!!を含む合議より、GA将!!!!!単体の方が強い事を証明する。
以上二点。
まぁ、ぶっちゃけて言うとただひたすら強くなる事と、数千コア*2まで棋力がスケールする構成にする必要があるって事です。
んで、その為の方策として
- 強化学習による評価関数のパラメータ調整
- 複数種類の評価関数・探索パラメータによる合議
ってのを考えています。
数千と聞くと多い気がしますが、組み合わせ爆発の暴力的な威力に関しては今更言うまでもないと思いますので、数千エンジンによる合議ってのも実現可能と考えています。
まぁ、だいたいそんな感じです。ここまで書いちゃったからには、これから一年間みっちり開発して、来年こそネタソフト扱いからの脱却を目指さないと、ですね。