GA将?開発日記~王理のその先へ~

ネタ勢最強を目指して絶賛開発中。

Intel/AMDの6コアCPUでの性能予測

 小宮さんのコメントを読んで、実際の性能差がどの位なのか気になったので、「大体この位の速度」ってあたりを計算してみました。

Intelが6core出さないなら、来年は6coreOpteronな人も出てくるかもしれないですね

http://d.hatena.ne.jp/Gasyou/comment?date=20090602#c

 まずはCPUのリスト。

ID 名称 クロック コア数 ソケット数
A AMD 6コアOpteron 2.8GHz 6 2
B Intel Xeon 5500 3.2GHz 4 2
C Intel Xeon 5600 3.2GHz 6 2
D Intel Core i9 2.93GHz 6 1

 IDは識別用です。

 その他の項目は、それぞれ色々と推定を含んだりします。Aは「今よりちょっと高クロック」のモデルが出ると推定、Bは現行最上位機種。Cは名称/クロックが推定。Dも同じく。

 Intelの6コアは「現行の4コアとほぼ同じクロック」で出るという噂があるので、とりあえずそれに従っておきました。あと、Dは「Core i9 940」みたいなのが6万円台で出れば欲しいな〜という、個人的な願望込みです*1

 んで、性能予測。YSSベンチのクロックあたりの性能を基準にし、「性能=シングルスレッド性能×√総コア数」として計算しました。

 シングルスレッド性能は「クロック×補正項」で、補正項はAMDは1.0・Intelは1.16。補正項は、YSSベンチの結果が、Core i7 2.93GHzとPhenom II 3.4GHzがほぼ同性能なので、そこから計算しました。

 計算結果は下記の通り。

ID クロック 補正項 シングルスレッド性能 総コア数 性能
A 2.80 1.00 2.80 12 9.70
B 3.20 1.16 3.71 8 10.50
C 3.20 1.16 3.71 12 12.86
D 2.93 1.16 3.40 6 8.33

 Cがダントツなのは予想通りとしても、AがBに負けるのは予想外でした。いくらコア数が多くてもルート仮説があると厳しいのか、それとも私の計算方法が変なのか。

 一番の収穫は、この計算方法ではCとDの差がそれほど極端には大きくない事。2倍3倍も差があると厳しいですが、これ位の差ならむしろソフトの開発を頑張って挽回する気になりました。

# って、記事長いよ>自分
# こんなヒマあるなら開発した方が有効なんじゃ…

*1:デスクトップ向け6コアは$999〜のExtreme限定という噂も…