Sun Rock
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2008/0205/isscc02.htm
昨日も書いたISSCCでの発表。学会の制限からRockとは言ってないですが、ほぼ間違いなくRockでしょう。
んで、その内部構成。気になったところだけ。
- 16コア×2-Way SMT*1で1チップあたり32スレッド。
- SPARCとしては初のOut-of-Order採用。
- 2コアで共有するFPU。
- L1命令・データキャッシュがそれぞれ4コア・2コアで共有の構成。
- コアあたり2つのScount Thread(プリフェッチ専用スレッド)のサポート。
- キャッシュの量は同じくSunのNiagaraより減っている。
全体的に見てみると、やっぱりサーバ向けCPUだなぁ、って感じです。L1の共有とかFPUとかその辺の感じが。
あと、Niagara2とほぼ同じダイサイズに2倍のコアを詰め込む為にFPUとかキャッシュを削ったんでしょうね。で、キャッシュが減った分はScout Threadで補う、と。
そういや主記憶の話が出てなかったけど、SPARCは伝統的にメモコン外付けだった気が。その辺も気になりますね。
*1:単一のコアで複数のスレッドを同時に実行する機能。