並列探索の効果
思考時間をちょっといじって、対ssp(本将棋モード)の棋力がどの程度変化するか調べてみました。
まず、マシンはCore i7 5960X Hyper Threading有りなので、16並列です。
並列化が最高に上手く行ってNPSが16倍になれば、ルート仮説から探索速度は4倍程度になると思われます。
んで、比較実験の条件は下記の通り。
- 前回選手権時の評価関数パラメータ。
- 改良前探索ルーチンで探索パラメータは手調整。
- シングルスレッド探索。
- 思考時間は1.7秒と6.8秒(=1.7*4秒)。
結果は1.7秒だと320-0-80で勝率80%、6.8秒だと364-0-36で勝率91%。
という訳で、レーティング差は約160です。
うーん、この分だと、Sunfishさんに追い付くには並列化だけでは苦しそうですね。