合議に関する分かりやすい予想
http://speculative-selling.blog.so-net.ne.jp/2010-04-28
RSSリーダが拾ってきた記事で、とても分かりやすく、私の予想とも一致するので紹介します。
全文はリンク先を読んで頂くとして(短く読みやすいので是非)、一部引用します。
すると、独立であることが重要です。
http://speculative-selling.blog.so-net.ne.jp/2010-04-28
コンピュータ将棋はプログラムが違っていても、少ないながらも似た特徴があることが予想されるわけで、同時に正解を出しやすい、同時に不正解になりやすいという相関があると思えます。
これは前述の効果を目減りさせます。
多数のエンジンが全て同じ回答をする様では効果が全く無く、だからこそ文殊は乱数を加えていたというのとも一致します。
私もこれは同感で、だからこそ強化学習を使って複数の異なる評価関数を作ろうと考えています。
もちろんそれでは限界があるので、色々他の方法も考えています。
例えば詰み・不詰みを予測する学習器を作って、詰む確率の予測値が閾値を上回ったら内部ノードで詰将棋ルーチンを呼ぶとします。この時、弱エンジン*1ごとに異なる閾値を使うというのも、アイデアとしてはあります。
これだと、閾値高めだと通常探索に多くの時間をさき、低めだと純粋な詰将棋ルーチンに近い動作になるはずですので、「同時に間違える」確率が下がるのではないでしょうか。
合議に関してはまだまだ試す事が色々ありそうなので、そっち方面で開発を進めるのも楽しそうだと思います。
*1:個々の思考ルーチン