Sandy Bridgeでの命令フォーマット変更
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2008/0407/kaigai434.htm
おおざっぱにまとめると「現状のx86命令フォーマットは複雑化しすぎていて、CPUのデコード前後がボトルネックになっている。だから、ハードで扱いやすい様に修正したVEX命令フォーマットを定義して、Sandy Bridgeで実装する。」ってところでしょうか。
(話はずれますが、Larrabeeの命令セットもVEX命令フォーマットを使うらしい事も書かれています。)
Sandy Bridgeではx86とVEXの両方を扱える様にするみたいですし、それは当分先まで続くでしょう。
ただ、Sandy Bridgeのx86モードとWestmere(Nehalemのプロセスシュリンク版)のx86モードの性能差次第では、PentiumからPentium Pro移行時の「従来のソフトを動作させると、新CPUより旧CPUの方が高速」って状況の再現になりそうで心配です。
後もう一つ気になる事が。
Sandy Bridge以降は浮動小数点ベクタ演算の性能向上に主眼を置くらしいですが、それならLarrabeeとかGPGPUの方が向いてるんでは? どうやって棲み分けるつもりなんでしょうね。
というか、整数演算の性能が上がってくれないと、コンピュータ将棋に使いづらそうなんですが…